株式会社 日本総合インシュアランスサービス

　

　年賀状じまいをして２年になる林ですが、それでも年賀状をやめられない特別枠のおばあさんが、ひとりいます。
　北海道に住む、ミツ子さん(仮名)です。

　かつて、私の友人のお父さんが北海道を旅していた時に、泊まるところがなくて困っているところを一晩泊めてくれたのがミツ子さんご夫妻でした。その話にロマンを感じて、マネをして押しかけ同然に泊まりに行ったのが、２０年前の大学生だった頃の私と友人です。
　
　昨年、ミツ子さんからの年賀状は届きませんでした。ご存命のうちに、もう一度逢いに行けば良かった。。

　勝手に後悔していた私のもとに、なんと今年は長文の年賀状が届いたのです…！！
　そこには、病気をして字を書くのが大変になっていること、でも春の畠を楽しみにしていること、元気なうちに北海道に来ないかということが、細い字で、優しく優しく書かれていました。

　私はすぐに友人に連絡を取りました。今年のうちに逢いに行こうと。友人はふたつ返事で賛同してくれました。しかも「子どもも連れて行こう」と。私たち、3人ずつ子どもを生んでいるんです。こりゃ、ミツ子さんも忘れられない押しかけになりそうです。

　元気なうちに。逢えるうちに。

　かけがえのない１年にしましょう。